基礎知識

高齢出産と育児について

高齢出産の場合、確かに体力は若い頃より落ちている可能性があります。
そのため無事出産は終えたものの、育児となると結構疲れてしまうということも多いとのこと。

しかし出産後の育児は体力より精神力と言われています。大丈夫、しっかり育児も乗り切れるはずです。

周囲の協力も

高齢出産は確かに出産で体力を使い切り、その上すぐに大変な育児が始ります。体力の回復だって若いうちとは違うはず。
それに睡眠時間も若いときは対して取らなくても頑張れたことも、しっかり睡眠時間を取らないと疲れが抜けないということもあります。

でも赤ちゃんは夜もろくに寝かしてくれません。
そのため高齢出産のママは、若いママより疲れがたまるのも当然です。
そこでできるだけ夫や親などの協力をできるだけ要請するようにしましょう。

そして少しでも睡眠を取るようにし、体を休ませる時間を確保するようにしていくことが大切です。
それによって体力回復だけでなく精神的な面でも回復すると、より頑張れるようになるでしょう。

高齢出産は母乳が出ないのか

高齢出産のママは母乳が出にくいと統計でも出ています。
これは数字上のことで、実は母乳育児をしないと答えたママの中には、仕事に復帰したからという場合も多いのです。

特に高齢出産の年齢になると仕事でもなかなか長期間休めない役職にいる場合も多く、仕事復帰がとても早いと言われています。
そのためどうしても母乳育児ができなくなる人が多いのです。

つまり母乳が出にくいとばかりはいちがいには言えないのです。
母乳の出る・出ないということは個人差もあります。
高齢出産とあまり結びつける必要はないのでは?

体力より忍耐力

確かに育児には体力も必要ですが、やはり忍耐力がとても重要です。忍耐力はある意味精神的なメンタルが必要になることなのです。
そのため夫の優しい一言や、思いやりのある行動などがママの精神的なメンタルに大きな影響を与えます。
それによって忍耐力がまったく違ってくるという現実があるのです。

この精神的な部分が落ちてしまうと、育児ノイローゼや育児鬱などにもなっていくことにもなります。
そのため高齢出産だからというより、誰でも育児を頑張るママには精神的なメンタルがとても重要だということなのです。

やはり夫が重要な鍵を握っているとも言えるのではないでしょうか。

妊娠、出産、育児は夫の協力なしにはとても辛いものがあるということになります。
もちろん育児を手伝うなどの協力も欲しいところですが、実は精神的なメンタルでもっと活躍して欲しいのです。

高齢で妊娠した場合出生前診断をするべきか

高齢出産の場合、特に出生前診断というものがあります。さて出生前診断をどのように考えるべきなのか。若いときの出産よりトラブルの多い高齢出産の場合の、出生前診断の必要性について考えてみましょう。

出生前診断とは

出生前診断とは妊娠初期に赤ちゃんの染色体からダウン症を検査したり、奇形の有無を調べるための検査のことです。
それによって胎児に大きな障害などが見つかることもあります。そのことを知っておくと、病院側でも生まれたときにすぐその障害に対応することができるわけです。

また親の心の準備もできるでしょう。
特に高齢出産はダウン症の率も高くなり、奇形の可能性も若いときの出産よりはリスクが高まるため、出生前診断をする人もいます。

しかしもしダウン症や奇形と分かった場合はどうするのか。夫婦、家族などでしっかり話し合って、中絶することもできます。
しかし奇形があったから中絶するというふうに考えることは、問題があるのではないでしょうか。

また確かに出産したときの対応のことを考えれば、前もって分かることのメリットもあります。
しかし出産するまで本当にママの気持ちは穏やかでいられるでしょうか。
胎教にも大切な時期にそのような現実と向き合うということはママと赤ちゃんにとってもいいことではありません。

そのため一切出生前診断は受けないという人もたくさんいます。
また障害や奇形が分かったときに中絶をするという選択をするカップルもいるわけですが、そのようなことから出生前診断の是非が問われ、積極的にすすめる医師はとても少ないようです。

出生前診断はどのような検査をするのか

出生前診断と一言で言っても実は超音波診断などの妊娠中の検診も、ある意味出生前診断の1つなのです。
つまり特に出生前診断をしなくても、妊娠するまでにはある程度分ることも多く、それによって出産時の対処などを考えることもできます。

また検査する時期は中絶できる時期に行います。つまり中絶する可能性も含んでいるわけです。

では、本格的な出生前診断のご紹介です。
まず妊娠14~18週目に妊婦の血液検査によって染色体異常の予測をします。

血液検査だけなので簡単にできますが、実際にダウン症の可能性があるかが分かるだけで、本当にそうかは相当当たらないこともあります。
つまりこの時点で中絶などとんでもないのです。
あくまでもこれは予測なので、ダウン症の可能性が高いと出た場合でも健康な場合もあれば、その逆もあるのです。これがトリプルマーカーというものです。

他にも絨毛検査というものがあります。妊娠6週から8週の時に行うもので、絨毛組織を採取して検査することで染色体異常を調べます。
トリプルマーカーよりはずっと確率が高くなりますが、子宮口から採取するため、今はまだ検査リスクが高く研究中となっているようです。

また羊水穿刺という検査もあり、妊娠13週~16週で行います。
お腹に針を刺して羊水細胞を培養し、染色体バランスをみるものです。トリプルマーカーより、より確実性が高くなりますが検査による流産や感染症も少しですが可能性は否定できません。

参考記事:新型出生前検査導入から1年~命をめぐる決断どう支えるか~

高齢出産のメリットを考えてみよう

高齢出産はどうしても、あまり良くないマイナスイメージが強いようです。
確かに妊娠しにくくなったり、ダウン症のリスクが増えたりと数字だけ見ていると不安なことばかりです。
例えばダウン症でも20代出産と40代出産では10倍増えると言われています。

しかしもともととても少ない割合なので、10倍になってもそんなに不安になることはありません。
それより高齢出産のメリットの部分も知っておく事も大切ではないでしょうか。

精神的な余裕がある

やはり高齢になるとママ自体の精神状態が成熟しているため、妊娠・出産・子育てなどに対しても余をもって対応できるということがあります。

また若いママになると、子どもが子どもを育てるといった状況にもなりやすいと言われていますが、そういう意味でも30代以上のママは大人としての精神ができているので落ちついて妊娠・出産・子育てができるというメリットがあります。

経済的な余裕

比較的若いママの場合、夫も若いことが多くどうしても収入の面でもまだまだゆとりがありません。
そのため妊娠・出産・育児と生活はとてもきつくなることも考えられます。

しかしある程度高齢出産の場合は夫婦ともに働いていた場合は蓄えもあり、夫の収入も年齢とともに高くなっていることが多いため、子どもができても経済的な余裕があるのではないでしょうか。

出産で若くなる

また妊娠すると確かに高齢出産の方が、つわりが重かったりすることもあります。
しかし妊娠するとY女性ホルモンがたくさん分泌し、お肌もツルツルになり、ちょっとふっくらしてとても若くなるとも言われています。

そして出産すると今度は検診や公園デビューなど、ママたちとのお付合いも始まり、自分より若いママたちも多いため、気持ちも若返って自然と見た感じも若くなっていくと言われています。

また出産するとホルモンの分泌の変化のせいなのか、体調が良くなったという高齢出産のママたちも結構いるようです。
赤ちゃんが産まれママとなった責任なのか、とても強いエネルギーが湧き、今までより強くなったと感じているママたちもたくさんいます。
そんなことも若返りの秘密なのかも知れません。

そしてなにより赤ちゃんをしっかり育てるという強い目的ができるので、やっぱり気持ちは前向きに強く明るくなっていくのではないでしょうか。

妊娠を楽しめる

やはり高齢出産の場合、妊娠がやっとできた人など待ちに待った妊娠という場合が多く、辛いつわりの時期もある意味グッと我慢して、その状態を楽しむことができるようです。
そしてそれは出産後の大変な育児でも同じように、大変な中であっても楽しむという気持ちが持てる傾向があるとのこと。

高齢出産も悪くない

以上のように高齢出産ならではのメリットもいろいろあります。
ダウン症などの予防もできるだけのことをすることは重要ですが、あとはこのようなメリットを楽しみに、安心して妊娠・出産・育児を楽しむことが大切ではないでしょうか。